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社名から「コンピュータ」を取った理由
アップルは、1977年1月3日に設立されて以来、 自社の社名を 「Apple Computer, Inc」 と名乗り続けていた。
そして、2007年1月9日に"Computer"を取り、 現社名の「Apple Inc.」に改称した。
社名から"Computer"を取ったのは、2007年に、 ビートルズの会社(以下、英アップル)との訴訟 (いわゆるアップル対アップル訴訟)が和解したことに由来する。
米アップルのCEO、ジョブズはビートルズに憧れ、 英アップルと同じ名="Apple"を自社の名称に採用した。
しかし、Appleだけでは、英アップルと紛らわしい。 「では、こちらはコンピュータ会社だから Apple Computerにしようぜ」という結論に至った。
実際、Apple Computerと名乗っていたにもかかわらず 英アップルから「紛らわしい」と数回に渡り、指摘された。 もし、Computerを付けずに、Appleだけにしていたら 余計に紛らわしかったわけで、ひょっとしたら米アップルは 裁判に負け、今ごろ違う会社名に変更されていたかもしれない。
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長年に渡り、Apple Computerを名乗ってきたが、 ジョブズは諦めていなかった。 ---ビートルズのアップルになりたい。
英アップルは、レコード会社として有名だが、 元々は多角経営を目指しており、 アップルブランドの電化製品の製造、販売も計画されていた。
ただの電化製品ではなく、使ってて楽しい製品。
その一貫として、英アップルは「リンゴの形をしたラジオ」を 販売する計画があった。 「ラジオなんて、ただ聴けたらいいんだよ」ではなく みんなが使ってて、聴いてて楽しいラジオを作りたかった。
しかし、諸般の事情が重なり、 上記ラジオを初めとする多くの夢は実現しなかった。 やがて、ビートルズも解散し、最終的にはレコード専業会社となり、 悲運の運命をたどったビートルズの会社---英アップル。
ジョブズは、そんな英アップルを黙って見ていられなかった。 「自分が実現したい。」 長年、その想いを持ち続けてきた。
ところが、多角事業を行うのに、社名の"Computer"は邪魔だ。 しかし、"Computer"を取れば 商標がらみで再度訴訟沙汰になってしまう・・・
ジョブズが今まで、 英アップルに「Apple Computerが実現したい」と 言えなかったのは、それを言うことによって ビートルズの心を傷つけてしまうと考えていたためだ。
当然、言わなければ何も分からないわけで、 英アップルにしてみたら、米アップルとは 「自分達の会社名のパクリ」ぐらいにしか認識していなかった。
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時は過ぎ、2007年、ジョブズは意を決して、 英アップルに告白した。
---そして、アップル対アップル訴訟は和解し、幕を閉じた・・・
ようやく、社名からComputerを取り、 「Apple Inc.」と名乗ることが出来たのだ。
また、コンピュータ以外の電化製品を 堂々と販売できるようになった。
その第一号が「アップルtv」だ。
ちなみに、英アップルが出せなかった「リンゴの形のラジオ」は、 実は全く同じコンセプトの製品を、 米アップルがApple Computer時代に、さりげなく出していた。
リンゴの形こそしていないが、 リンゴのマークの音楽を聞く機械=iPodを。
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